2008/07/01

キム・ジョンイル体制はブッシュ政権によってテロ支援国家指定から外され、元通りアメリカ軍事政権の戦略的パートナーに格上げされることになった。芽出度し目出度しWW





ネルソン・マンデラ氏は米国の外交姿勢について「なぜ米国はあんなにも傲慢に振舞うのか?」と強く批判しており、特にイラク戦争については「米英は石油が欲しいだけなのだ」と糾弾している。白人至上社会を脅かすだけでなく、アメリカの戦争政策を批判している・・・米国務省がテロリスト認定するには、それだけで充分だったわけだ。
さらに、マンデラ氏はブッシュ大統領個人についても「まともな思考ができない人物」と酷評している。この言葉に怒ったのかどうかは不明だが、ブッシュ大統領はマンデラ氏について、2007年9月の大統領記者会見で「こんな言葉を私は聞いた。ネルソン・マンデラは何処にいったのか?マンデラ氏は死んだ。サダム・フセインがマンデラ家を皆殺しにしたからだ」とムチャクチャな発言をして物議を醸した。
記者会見でネルソン・マンデラ死亡説を唱える合衆国大統領。もちろんマンデラ氏は現在も存命中。
2008年6月26日木曜日、ネルソン・マンデラ氏が90歳の誕生日を迎える直前、米上院はマンデラ氏を監視対象から外す法案を通過させた。今後、ブッシュ大統領が同法案に署名すれば、ネルソン・マンデラ氏は、ようやくアメリカ合衆国政府の監視から解放されることになる。
一方、北朝鮮の指導者キム・ジョンイルは、日本人を含め外国人を密かに拉致・誘拐させたり、個人的趣味が高じて出来の悪い映画を自ら制作したり、世界から無視されるのを嫌ってたびたびミサイルを発射するなど、素行の悪さが目立つことから、同じくらい評判の悪い米ブッシュ政権から“悪の枢軸”呼ばわりされていた。しかし、2008年6月後半から「アジア和平に貢献した大統領」という一文で戦争犯罪歴を消し去り、実弟ジェブ・ブッシュの2012年大統領選へ弾みをつけたいと目論むブッシュと、靴のコレクション以外に国務長官として何かひとつくらい実績が欲しいというコンドリーザ・ライスの野心により、たいした理由もないまま、キム・ジョンイル体制はブッシュ政権によってテロ支援国家指定から外され、元通りアメリカ軍事政権の戦略的パートナーに格上げされることになった。
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