2008/04/04

読者こそは、あるエクリチュールを形づくるすべての引用が、一つとして失われることなしに、書き込まれる空間そのものなのである。テクストの統一性はその起源のうちにはなく、その宛先のうちにあるのだ。




「テクストはさまざまな文化的出自をもつ多様なエクリチュールによって構成されている。そのエクリチュールたちは対話を交わし、模倣し合い、いがみ合う。しかしこの多様性が収斂する場がある。その場とは、これまで信じられてきたように、作者ではない。読者である。読者こそは、あるエクリチュールを形づくるすべての引用が、一つとして失われることなしに、書き込まれる空間そのものなのである。テクストの統一性はその起源のうちにはなく、その宛先のうちにあるのだ。」(「作者の死」)
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