2007/06/10

無重力空間では頭が重いんでつ





我々は、体液の量と血管と動脈の内側の体液圧が、腎臓/内分泌のシステムのいろいろな構成要素によって調節されているということを見た。
地球上では、重力は足の方へ体液を下げようとして、体液の分布に影響を及ぼしている。
無重力では、体液は下半身の方には引っ張られないため、上半身の方に過剰に供給される。
[http://iss.jaxa.jp/iss_faq/go_space/step_4.html Jaxa]
宇宙での体液シフトによって、上半身に血液が多く集まるようになると、腎臓、それから関連する体液調節ホルモン、心血管システムや赤血球システムにさまざまな物理的変化をもたらす。
特に心血管と赤血球生成変化に関して起こる「頭部への体液シフト」については、我々は詳細に述べた。
今や、我々は、ホルモンとともに働く腎臓がどのように宇宙飛行に適応するかについて、また体液と電解質のレベルを調節するかについて話そう。
現実には、体液の変化は宇宙飛行よりも以前、つまり発射台にいるときから、始まるということが判明している。
あなたが発射準備中の宇宙飛行士だとしよう。
発射する少なくとも3時間前に、あなたは、シャトルのあなたの席に結びつけられている。
あなたは、ヘルメットとバイザー付属の、スーツ(LES)を着ている。
LESは、高度上空で緊急援助の場合には呼吸のための純粋な酸素を供給する加圧調整された宇宙服である。
それに加えて、LESは快活なスーツ(浮く)である。
あなたは、また、パラシュートを着ている。
これらの適切な安全手段の全てを身に付けていても、、あなたはあなたの身体がすぐに開始する体液除去機能からは、まだ保護されていない!
あなたは、頭を下部に、足と上に向けて座っているので、体液シフトはすでに始まりはじめるのだ。
発射位置に座っているとき、あなたの体は体の上の部分で、感知された増えた体液量に反応し始める。
そしてあなたに体液が増加していると、フィードバックし始める。
ここで、全ての宇宙飛行士が発射の際、身に付けなければならない「おしめ」に感謝する時間がくる。
かつてないほど吸収性の高い、すばらしい「おしめ」
これは重要である。
なせなら、あなたは、およそ1リットルの尿まで失いそうであるからだ。
全ての宇宙飛行士はこれらのおしめをつける。そして、全ての宇宙飛行士はこの早期の発射前局面の間、排尿したい要求を経験する。
たとえ宇宙飛行士が発射(彼らの多くは、それをする)の前日に彼ら自身を脱水しようとしても、
腎臓が、通常の地球における状況の下で1分につきおよそ1ミリリットルの尿を生成するすることを維持するのは難しくなるということは、宇宙飛行士の体が、尿の最小限の量を生産し続けるということ意味する。
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