2007/07/11

猫なしのニヤリ a grin without a cat




猫なしのニヤリ a grin without a cat
 伝統的な哲学では、世界を構成するのは、実体という基本的な存在感があって、それがいろんな性質や関係を担っている、とする見方が強いわけです。
 だから、たとえば、猫という実体があって、
 それがニヤリ笑いという行いや性質を持つのは正常ですが、
 実体が消えてニヤリ笑いだけが残るのは異常なわけですね。
 アリストテレスの論理学では、実体を表す言葉は、
 主題の位置には来ても述語の位置には来ないはずだ、
 という形でこのような考えと結びついているわけです。
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