2007/09/18

政界のサラブレッドといわれた安倍晋三だが、その末路にあわれさが漂うのは、駿馬というよりも狡猾なハイエナに臓物を食いちぎられている、ひ弱なシマウマのようなイメージが重なるからだ。




政界のサラブレッドといわれた安倍晋三だが、その末路にあわれさが漂うのは、駿馬というよりも狡猾なハイエナに臓物を食いちぎられている、ひ弱なシマウマのようなイメージが重なるからだ。安倍が掲げた「美しい国」というキャッチフレーズも、すぐポンポンをこわす「おぼっちゃん」が、保健室のベッドの中で作り上げた白日夢のようなものだったと考えれば、かくも内容空疎な言葉を何故念仏のように繰り返していたのかが理解できようというものだ。「美しい国」とは、安倍にとっては過酷な現実に出会った時に、子宮還りするように逃げ込む場所、幻想の王国のようなものではなかったのか。個人としてそうした場所やファンタジーを持つこと自体は否定しないが、それが国の目標として掲げられ、一国民としてわけもわからずに巻き込まれるというのは金輪際ごめんだ。
戦後の宰相の中で最低最悪ピンク宰相といわれた宇野宗佑や安倍と同じように政権を投げ出した細川護熙など、過去にもヒドイ首相は色々いたが、敵前逃亡に等しい行動をおこなった安倍晋三は、間違いなく戦後の宰相の中でも最低最悪の人物として記憶されるだろう。全てを投げ出して逃げ込んだ慶応大学病院の病室のベッドでまどろみながら、安倍は、いまだに、その「美しい国」の蜃気楼を夢見ているのかもしれない。
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