「間違え」という名詞はあります。辞書では「間違え→間違いに同じ」となっていますが、本来「間違い」とは微妙に違います。
http://www.nifty.com/cgi-bin/dic_search.cgi?book=3&word=%8A%D4%...
上記ページにも出ていますが、「間違」で始まる動詞には
「間違う」
「間違える」
の2つがあります。前者は自動詞、後者は他動詞です。
自動詞は主語自身の動きを表す動詞。他動詞はその動作が他に及ぶ意味を持つ動詞で、目的語(~を)を持つかどうかで区別できます。例えば、「開(あ)く」「開(あ)ける」、「立つ」「立てる」などと同じです。
自動詞と他動詞を並べて、例えば、
「私が間違っていました。(私が)時間を間違えていたのです。」
などと使うことができます。
現在では混用されていますが、前者が「私」という主語の動作を表す自動詞、後者が「時間を」という目的語を持つ他動詞ということになります。
そして「間違う」が名詞になったものが「間違い」、「間違える」が名詞になったものが「間違え」です。
これを踏まえて質問の文章を見てみると、
「お礼は、以下の通りで間違いありませんか? 」
「間違えがなければ、・・・クリックしてください。」
前者の「間違いありません」は「間違いない」という連語になっていますが、ここでは「間違いはない」という「名詞+形容詞」として考えます。
ここで「間違う」の代わりに「違う」を使い、名詞を動詞に変えてみます。
「お礼は、以下の通りで違っていませんか? 」
「違えていなければ、・・・クリックしてください。」
前者は「お礼は」が主語で、後者は、省略されていますが「あなたが」が主語で「お礼を」が目的語です。原文の前者が文章が違っている「状態」を示し、後者が文章を違えた「行為」を示しているとしたら、質問の文章は間違いではありません。
ただ、文章が間違っている状態を主にするのであれば、後者は、
「(お礼の文章に)間違いがなければ、・・・クリックしてください。」
となるでしょうし、
「違える」という動作の主体である「あなたが」の意味を明確に出すのであれば、前者は、
「以下の通りで(お礼を書いたあなたに)間違えはありませんか? 」
ということになると思います。
以上長々と書いてきましたが、現在では混用されていますので「間違え」を「間違い」に替えたところで、何の問題も無い(むしろそれが正しい)ようになって います。ただし逆に「間違い」を「間違え」と読み替える場合には、「間違え」る主体(あなた、私など)の存在を考慮する必要があります。
http://www.nifty.com/cgi-bin/dic_search.cgi?book=3&word=%8A%D4%...
上記ページにも出ていますが、「間違」で始まる動詞には
「間違う」
「間違える」
の2つがあります。前者は自動詞、後者は他動詞です。
自動詞は主語自身の動きを表す動詞。他動詞はその動作が他に及ぶ意味を持つ動詞で、目的語(~を)を持つかどうかで区別できます。例えば、「開(あ)く」「開(あ)ける」、「立つ」「立てる」などと同じです。
自動詞と他動詞を並べて、例えば、
「私が間違っていました。(私が)時間を間違えていたのです。」
などと使うことができます。
現在では混用されていますが、前者が「私」という主語の動作を表す自動詞、後者が「時間を」という目的語を持つ他動詞ということになります。
そして「間違う」が名詞になったものが「間違い」、「間違える」が名詞になったものが「間違え」です。
これを踏まえて質問の文章を見てみると、
「お礼は、以下の通りで間違いありませんか? 」
「間違えがなければ、・・・クリックしてください。」
前者の「間違いありません」は「間違いない」という連語になっていますが、ここでは「間違いはない」という「名詞+形容詞」として考えます。
ここで「間違う」の代わりに「違う」を使い、名詞を動詞に変えてみます。
「お礼は、以下の通りで違っていませんか? 」
「違えていなければ、・・・クリックしてください。」
前者は「お礼は」が主語で、後者は、省略されていますが「あなたが」が主語で「お礼を」が目的語です。原文の前者が文章が違っている「状態」を示し、後者が文章を違えた「行為」を示しているとしたら、質問の文章は間違いではありません。
ただ、文章が間違っている状態を主にするのであれば、後者は、
「(お礼の文章に)間違いがなければ、・・・クリックしてください。」
となるでしょうし、
「違える」という動作の主体である「あなたが」の意味を明確に出すのであれば、前者は、
「以下の通りで(お礼を書いたあなたに)間違えはありませんか? 」
ということになると思います。
以上長々と書いてきましたが、現在では混用されていますので「間違え」を「間違い」に替えたところで、何の問題も無い(むしろそれが正しい)ようになって います。ただし逆に「間違い」を「間違え」と読み替える場合には、「間違え」る主体(あなた、私など)の存在を考慮する必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿