2008/05/19
モズレー・スキャンダル情報源はMI5職員の妻?イギリス情報局は関与を否定...
イギリス紙『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』によると、マックス・モズレーFIA会長のセックス・スキャンダルに関連して、1人のMI5(イギリス情報局保安部)職員が先月、辞任に追い込まれたということだ。この人物は、自分の妻がモズレーとのSMプレーに興じた5人の売春婦の1人であったことを認めているという。そのビデオが『News of the World(ニュース・オブ・ザ・ワールド)』紙によって公開され、今や一大スキャンダルにまで発展した。MI5当局者は、全スタッフに厳格な行動基準が求められることを認めながらも、モズレーの乱交ビデオ公開との関係は一切ないことを強調。しかし、問題の職員について調べたところ、MI5に所属する以前に軍事関連の偵察を行っていた可能性があるという。「当機関がモズレーをわなに陥れるために仕組んだなどというような話は、全くのナンセンスである」と当局者は断言した。
また動画の公開元も、イギリス諜報局との関係を否定している。 MI5では、問題の職員が妻のこうした行為を知っていたのかどうか、もしそうならば、それにより何らかの利益を得ていたのかどうかの確認を急いでいる。うわさによれば、この職員の妻が、タブロイド紙『News of the World(ニュース・オブ・ザ・ワールド)』に動画を提供した人物だったのではないかと言われている。また、モズレーのスキャンダルとは別に、国の機密情報が漏れた可能性はないかという点についても、徹底的な調査が行われる方針だ。
「機関のメンバー皆にとって難しい問題ではあるが、売春婦という仕事の性質上、彼女らは犯罪組織の人間と関わりがある可能性が高い」と、ある関係者は『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』紙に語った。一方、モズレーは同紙に対し、「これは驚愕の情報であり、あとは私の法律顧問に任せたい」とコメントしている。
歴史的観点から見て興味深いのは、1930年代にマックスの父、オズワルド・モズレーが創立したイギリス・ファシスト連合に潜入捜査を行ったのが、イギリスのシークレットサービスだったという点だ。集められた情報によって、オズワルドは1940年に逮捕されている。
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