2007/08/07

資本の有機的構成




20 世紀の資本主義は、マルクスの言葉でいえば「資本の有機的構成」(技術革新)の高度化によって利潤率の低下を避けてきたが、その差異もITの急速な発達によって瞬時に埋められるようになり、残るのは純粋な差異としての資本市場の利鞘だけになった。他方、ITによって国際資本移動はきわめて容易になったが、各国の金融制度や規制が障害になっているので、それを(政治的圧力で)アメリカ型に合わせることがワシントン・コンセンサスの世界戦略となる。
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