2007/08/07
「最後の晩餐」に忍者が二人
英国のクオリティペーパー、テレグラフ紙に、「ダ・ビンチ『最後の晩餐』:新たな陰謀理論」という記事が7月31日付けで掲載されている。<Link>
あの絵には、子供を抱いた女性の絵が隠されているという主張をしているのが、イタリアのアマチュア学者、スラビサ・ペシ氏である。彼は「晩餐」を画像操作することで、隠された図柄があらわれるという。
その方法は、「最後の晩餐」を中央のイエスのところで180度反転したものを重ねるというもの。そうすると、イエスの前には聖杯が、そしてイエスの視線のあたりに、子供を抱いた女性の絵が出現するというものだ。<元記事の上から二番目の画像参照>
ペシ氏は「ダ・ビンチ・コード」と同じように、この女性はマグダラのマリアで、抱いているのは当然イエスの子供だと主張している。私もじっくり見てみたのだが、そう言われれば女性っぽい横顔が見えるような気がしないでもないと言う程度で、まして子供を抱いているようには、とても見えない。
テレグラフ紙の写真はもう一つ不鮮明なので、これはやはり自分でやってみようと、Wikipediaに掲載されている「最後の晩餐」を使い、画像ソフトで同じ作業をして見たのが上の画像である。反転ポイントが微妙に違うからか、女性の顔なるものもはっきりしないのだが、テレグラフの記事で「二人の客が騎士に変わる」という部分は、より強調されているように思う。
それも、上の画像でテーブルの両端に座るのは、騎士と言うより、忍者と形容する方が相応しい。ペシ氏の主張は侃々諤々の議論を呼んでいるらしいので、ここはひとつ、この忍者理論をひっさげて大論争に参加してみますかねぇ。<Via>
投稿者 webmaster : 2007年08月06日 22:16
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