2008/04/13
モズレーに「いいんじゃない?」とモントーヤ「(ビデオを)見た時は、ものすごい衝撃を受けたよ。“冗談だろ”って思ったさ。でも、今は“まあ、ご老人の酔狂だろう”って思うようにした」「誰かが間違った理由のためにこれを利用しようとすることは、到底受け入れられない」
性的スキャンダルを起こしたマックス・モズレーに、貴重な支援者が現れた。その支援者とは、アラブ首長国連邦(UAE)の自動車&ツーリングクラブだ。 FIAの会長を務めるモズレーが5人の売春婦と情事を繰り広げる様子が報じられて大問題となっているが、IATC (UAE)会長のモハメド・ビン・スライエム氏は、個人のプライベートに関する尊厳の厳守を“全面的に支持する”とコメントしている。 モラルに厳しいことで知られるペルシャ湾岸地域にありながらも、スライエム氏はモズレーの続投を声高に主張する。 「私は、間違った理由のために(今回のスキャンダルが)利用されているように感じる」とスライエム氏はイギリス紙『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』に対し、語ったという。
「彼は、法律を犯したわけではない。あの地域では許されることであり、私は彼を全面的に支持する」「誰かが間違った理由のためにこれを利用しようとすることは、到底受け入れられない」と彼は付け加えた。 スライエム氏は、自動車業界とレース界が早期にモズレー批判を始めた一方で、FIA会長としてのモズレーの功績を考慮し、彼を弁護する声が極めて少ないことに疑問を投げかける。 「彼がモータースポーツのために残した功績を、それほど速く忘れられるのだろうか?」と彼は問いかける。 「かつての状態と今を比べてみるがいい。彼は、FIAを弱体化するような行為をしたわけではない。FIAのメンバーであるわれわれが、彼を選んだのだ」7つの首長国のうちの1つ、アブダビは、来シーズン終盤に初のグランプリを開催することが決定した。 フェラーリ株式の5%を国有企業が保有しており、開発業者『Aldar Properties(アルダー・プロパティーズ)』は数十億ドルをかけてヤス島にF1テーマパークを建設している。
元F1ドライバーのファン‐パブロ・モントーヤは、マックス・モズレーのセックス・スキャンダルについて“ショック”を受けたと語ったものの、大方のような会長批判の立場には回らなかった。 「(ビデオを)見た時は、ものすごい衝撃を受けたよ。“冗談だろ”って思ったさ。でも、今は“まあ、ご老人の酔狂だろう”って思うようにした」と彼は『Associated Press(AP通信)』に語った。 マクラーレンとウィリアムズで優勝経験を持つモントーヤは、2年前にNASCARシリーズに転向したが、今回の件についてオープンにコメントした数少ない現役ドライバーの1人である。 32歳のモントーヤは、モズレーの行動にかなり寛容な評価を下している。
「あれは最高だったよ。いや、本当に」と彼は陽気にモズレーの不祥事について語った。 「笑うしかないじゃない! そりゃあ、最初聞いた時はショックだったよ。それなのに、彼は何事もなかったかのように振る舞っているし、見ていて最高に愉快だよ」モズレー辞任の是非について、モントーヤは語ろうとしなかった。 「意見はあるけど、言う気はないね。あっちの世界にいなくて、心底ホッとしているんだ」と彼は付け加えた。
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