2008/03/28
〈生活世界〉が〈システム〉へと置き換えられていく動きを、近代化と言う。正確に言えば、M・ウェーバーが計算可能性を保証する手続の拡大を近代化と呼んだことを参照して、J・ハーバーマスがそうした手続の多寡を以て〈システム/生活世界〉を区分した。〈システム〉が全域化していくと
〈生活世界〉が〈システム〉へと置き換えられていく動きを、近代化と言う。正確に言えば、M・ウェーバーが計算可能性を保証する手続の拡大を近代化と呼んだことを参照して、J・ハーバーマスがそうした手続の多寡を以て〈システム/生活世界〉を区分した。 〈生活世界〉が〈システム〉に置き換えられる途上では――近代化の過渡期には――〈生活世界〉を生きる我々が幸せになるために便利な〈システム〉を利用するのだと思えた。だが〈システム〉が全域化していくと、〈システム〉のこうした正当化は不可能になる。
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