2007/11/06

海賊行為と戦う方法=ゲリラ行為はアナーキストの天職?快楽なので撲滅作戦はカエッテ失敗します。電通も学習しようなWW




from TechCrunch Japanese Duncan Riley
アメリカの大手テレビ局は海賊行為とどう戦ったらよいか五里霧中の状態だ。正しい方向へ向けて一二歩踏み出してはいる。Huluはある程度魅力あるサービスとなったようだし、CBSとABCも(HDの閉鎖を別にすれば)それぞれ正しい方向に向かっている。しかし大手テレビ局はいまだに本当の問題が分かっていない。だからBitTorrentは過去にないほど大繁盛しており、ますます拡大するユーザーにアメリカの最良・最新のテレビ番組を届けている。アメリカのテレビ局が学習しなければならない事実をいくつか挙げてみよう。
1: 選択の幅を広げることがすべて
NBC とFoxのHuluはまずまず好意的な評価を得ることに成功した。しかし海賊行為への対策としては相変わらず何の役にも立たない無策ぶりだ。どこから説明しようか? まずダウンロードできない。ユーザーは自由にメディアを持ち歩いて、iPodなり、好きなデバイスでコンテンツを再生したいと思っている。 AppleはNBCが望むだけの金を分配してくれなかったかもしれないが、以前iTunesでコンテンツを買っていた何十万、いや百万人近いユーザーが今やBitTorrentから無料でダウンロードしている。大手テレビはユーザーが望むかぎりできるだけ多様なフォーマットでサービスを提供しなくてはならない。といってそれは別に難しいことではないのだ。
2. 地理的制限はもはや無意味
Huluが海賊行為と戦うために、合法的な広告による無料サービスを提供するというのであれば、どうして(おそらくカナダも含めて)アメリカ国外のユーザーを締め出すのか? 単に国際的な配給契約上の問題が邪魔をしているだけだろう。ヨーロッパやオーストラリアの視聴者がアメリカで放送された番組を見るのに2年も3年も待たされる原因になっているくだらない契約だ。この遅延のせいでフランス人の59%がテレビをコンピュータで見ることになっている。海賊行為を劇的に減らしたい? それならコンテンツをを世界に向かってオープンにすべきだ。現在の世界の配給契約の相手は不平を言うだろうが、それなら、現在Foxがアメリカで提携している地方局相手にやっているように、広告収入の一部を分配してやればいい。 NBCとiTunesの関係と同様、この場合も国際配信を行わなければ直接視聴によって国外から得られる収入はゼロである。しかも外国の視聴者がFTA にしろケーブルにしろアメリカのテレビ番組を見る機会が減少することで、長期的にはやはり収入の低下を招く。外国の視聴者にもあらゆる方法で合法的な視聴手段を提供すべきだ。合法的に番組が視聴できるのであれば、ユーザーはCMを受け入れる。特に非合法のダウンロードよりも操作が簡単なら、喜んで利用するはずだ。
3. 一度公開したら無期限に公開すべき
Huluでは、番組の各回は5週間を1日たりとも超えては公開されない。そんなバカな。公開してから6週間後に好意的なクチコミを耳にしたユーザーがその番組を初回から見ようとしても不可能なのだ。 NBC&の場合だと、iTunesにもなければHuluにもない。しかしもちろんBitTorrentでなら入手可能、ということになる。テレビ局に忠告しておくが、勝手な公開期限を設けたりせず、ユーザーがいつでも自由に番組を利用できるようにしておくべきだ。DRM付きDVDを売り出すスケジュールに合わせているのだろうが、そんなことより、視聴回数で広告収入を得るモデルなのだから、6週間でなしに6ヶ月で収入を得るよう試みたほうがよい。
4. 視聴者をバカ扱いするのを止める
視聴者が離れていくのは、テレビ局の課す不自由な制限を嫌ってのことだが、同時に番組の内容がつまらないからでもある。最近はどんな番組を企画しているのやら、「Law& Order ―特別駐車違反取締り隊」? 「CSI―〔マリ共和国の〕トンブクトゥ」? 視聴者はますます外国のコンテンツをダウンロードするようになっているが、これはつまらない番組ばかり作られているからだ。インターネット世代の心をつかもうとするなら、まずは上で述べた3点を実行し、それからまともなコンテンツづくりに励むべきであろう。
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